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睡眠不測?慢性疲労?

ネガティブな気持ちを切り替える方法

      2017/08/07

忘れたい記憶ほど尾を引くもの

アニメ「ルパン三世」の登場人物、石川五ェ門。彼は雑念に負けそうになると、念仏を唱えて集中をはかろうとします。

わたしたちも、勉強や読書に集中しようとすると、「DVDを見たくなってきたな」一掃除をしないと」と、別のことをしたくなりませんか?

これぐらいならば、集中できない自分に嫌気がさす程度でしょう。でも、日常の不愉快な出来事が忘れられず、たえず頭に残っていたり何度も思い出したりしてしまうのは、こころの健康から考えてもよいはずがありません。

  • 「あんなこと言って、ほんとムカつく課長!」
  • 「あのお客の言葉、 一生忘れられない」

わたしの知り合いでも、上司にいじめられた経験が強く記憶されてしまい、毎晩悪夢となって再現され、つらいとおつしゃるかたがいました。

記憶の研究では、残念ながらハッピーな記憶は忘れられがちで、不愉快、恐怖、残虐といった内容の記憶のほうがずっと残る、むしろ時間が経つほどますます頭の中に強く残って忘れにくくなります。

動物にとっては、怖いものを覚えるのは生きていくうえで大切です。ライオンが肉食の怖い動物であることをシマウマが忘れてしまうと、フラフラ近づいて食べられてしまいますよね。

でも人間にとっては、 つらい記憶はできれば早く忘れたいものです。

イヤな記憶とさよならする方法

ではどうすれば、イヤな記憶から早くさよならできるのでしょうか。2つ方法があると思います。

1つ目は、外の目に見えるものにじっと注意を向けてみるということです。小池龍之介さんの『考えない練習』(小学館)でも、ほとんど同じことが書かれています。

自分や他人を責める感情をいったん忘れて、街の風景や人物観察にあててみましょう。本や草花など、自然を観察するのは、ヒーリングの点でも効果があります。季節を通じて成長する自然のものは、われわれを元気付けてくれます。

他人の動きも、じっと観察してみましょう。あくせく動いているひと、ヒマそうにボーッとしているひと、楽しそうにおしやべりしているひと、眠そうなひと。

みなさんそれぞれ、懸命に自分の生活を生きています。楽しそうに見えるひとでも、 つらい悩みを抱えていたりするものです。意識して、1日に15分程度でも、ものやひとを観察する時間をつくってみましょう。

2つ目は、少しだけ早く目覚めてみることです。

自分にとって不快な記憶は脳の感情をコントロールする辺縁系という箇所が活発になるレム睡眠が多いほど強く印象付けられます。

レム睡眠はストレスの目印でもあるのですが、このレム睡眠は夜明けから朝にかけて多く現れます。

夜明けのレム睡眠中に悪夢を見るので、朝になって夢の内容を覚えていて目党めが悪くなるのです。

だったら、いつもより少し早く、15分だけでも早目に目覚めてみましょう。目党めたままベッドのなかにいても構いません。レム睡眠をちよっとだけ減らせれば、それでいいのです。

酒を飲んでのうさばらしは、おすすめできません。ヤケ酒は怒りの火に油をそそいでしまうことがあります。

遠慮や周囲の空気を読む力を奪ってしまうので、あとで「しまった!」と自己嫌悪に陥る危険性が高くなります。

ドラマでよく見るシーンですが、人形をボコボコにパンチしてストレス解消。

そういう暴力的な方法もやめておきましょう(笑)

ストレス解消どころか、怒りをますます増幅させ、攻撃的にしてしまうという研究結果もあるくらいです。

イヤな記憶とさよならするには、少し視点を外に置いて、ちょっと早起き。スイッチオフというより、ギア・チエンジと言ったほうがいいかもしれないですね。

心のリセットのためのハウツー

  • 朝、15分早く目党めてみる。
  • 自分や他人を責める感情を、 いったん先送りにする。
  • 物や人物を少しの間だけでいいのでゆっくり観察してみる。
  • アルコールやギャンブルでストレス解消に走るのをやめる

 - 心・メンタル ,