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食べ物で体を癒す

      2017/07/14

本やテレビで有名な健康食品の落とし穴

書店の医療コーナーに行くと、健康と食事をテーマにした本がこれでもかとばかりに並んでいます。

免疫力をつける、ボケにならない、アンチエイジングに役立つ、アレルギーに効く、ストレスをやわらげる、頭がよくなる……きりがありません。

食事と健康との関係は、永遠のテーマのようですが、本に書いてあることをすべて実践するのは不可能です。

また、食べ物と体調の問題を考える前に、自分にとっての健康上の問題が何なのかを考えることが大切です。

もしもアレルギー体質があるならば、どの物質に対するアレルギー体質かを、ちゃんと知っておくべきです。花粉症ではスギ花粉やブタクサ、 ハウスダストなど、アレルギーも多種多彩です。

自分のアレルギー物質がわかったら英語でメモしておくと、海外旅行のとき、役に立ちます。

オリーブオイルや赤フインに含まれているポリフェノールが、動脈硬化の予防に効果があることがわかっています。

これは誰にとっても健康そうなイメージがありますが、唯一片頭痛持ちにとってはNGです。なぜなら血管を広げてしまう作用があるため、かえって片頭痛をひどくしてしまうからです。

和食やアミノ酸飲料も偏りすぎは危険

日本食が低カロリーで健康的であるというのも、よく知られている話です。日本食は、たしかに脂肪分や糖分は少なく、肥満防止にはいいかもしれません。

しかし、塩分が多く含まれていて、高血圧のリスクが高くなります。高血圧は、脳卒中や心筋梗塞の発生率を高めます。

人間の体はセロトニンが不足すると、抑うつや不安の気持ちが強まり、眠れなくなってきます。セロトニンは、トリプトファンというアミノ酸からつくられます。したがってから、うつや不眠の傾向がある人・心配な人はトリプトファンを豊富に含む大豆類を意識して食べることが体の健康に繋がります。

大豆は、健康食品でわたしも大いにすすめたい食材です。しかし、毎日大豆ばかりに偏って食べすぎていると、逆に過剰なタンパク質、熱量を出してしまい、痛風や肥満の原因になることさえあります。

からだの温度を上げる健康法も流行で、生姜などの体温を上げる食材も注目されています。

生姜は健康的でわたしもなるべく食べるようにしていますが、唐辛子の成分であるカプサイシンも、体温を上げて発汗を促し、からだの代謝を高めます。

しかし、カプサイシンで下痢をする体質のかたもいるので、注意が必要です。

患者さんで、アミノ酸飲料が健康にいいというので、毎日1リットルのペットボトルを飲んでいたひとがいます。

半年ぐらい続けていたらしいのですが、どんどん太ってきていて、血液検査をしたら高血糖になってしまっていました。

ほんの数冊だけの読書や自分が好きな著者の本ばかり読んで、特定の方法ばかり実践していると、思わぬ病気になるリスクを忘れてはいけません。

自分の健康診断の検査データや体調を把握して、自分に合った食事をとっていきましょう。

100%の正解はありませんし、日々勉強です。しかも、年齢によって心身によい食事の内容、分量は変わってきます。

バランスよく、しかし自分の特徴にカスタマイズした食事を、考え続けていきましょう。

いくら健康的といっても、自分の嫌いなものを無理矢理続けていく健康法は、長続きもしないですし、精神的にもストレスフルで逆効果でしょう。

多少は我慢が必要な場合もありますが、習慣にしてしまえるような程度にとどめておくのが、継続の秘訣です。

バランスのいい食事メニュー

  • 肉、野菜、魚、果物を毎日食べる。
  • 冷たいものばかりでなく、温かいものも取り入れる。
  • 洋食だけでなく和食やエスニックなど、一種類に偏らない。
  • サプリメント一辺倒にならない。メインの栄養素は食物から摂るよう意識する

有名な健康食品でも、人によっては害になる場合もあります。

自分がアレルギー持ちでないかや持病がないかを、事前にチェックするようにしましょう。

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