寝ても疲れが取れない・・・

睡眠不測?慢性疲労?

疲れを溜めない期間別の対処法

      2017/06/30

音楽と同じように、人間にもリズムが大切

仕事のできるひとは、仕事の目標を短期、中期、長期にちゃんと分けているものです。長期のビジョンも持ちながら、短期目標もこなしていく。

これと同じように、こころの疲れを軽くしていくためにも、短期、中期、長期でプランを組むことができないでしょうか。日、週、月の単位で、考えてみましょう。

日の単位では、からだの国内リズムに沿った生活スタイルが、いちばん疲れない方法です。朝は決まった時間に起きて、3食をきちんと取り、決まった時刻に寝る。

なるべく一定のリズムを維持するのが、 コツです。

朝型、夜型の問題もあります。自分の活動力の上がる時間帯、下がる時間帯を知っておくのも重要です。30~40歳代のかたは、朝型にシフトを試みるチャンスです。

若い頃は夜更かしOKで朝なかなか起きられないものですが、年齢とともにだんだん夜更かしがキツくなるので、自然と朝型にシフトしやすくなっていくのです。

昼夜の区別のない現代では、多くのシフトワーカーが活躍しています。日勤や夜勤で働くシフトワーカーは、心身の不調をきたす確率が高いという研究があります。

日勤のあとは準夜勤、そのあと夜勤というふうにリズムを順にずらせると、負担が軽くなります。

週で考える疲れない過ごし方

週の単位は、いちばん考えやすい単位です。患者さんを診察していても、調子と曜日の関係は、さまざまなようです。

「月曜日が週の初めでキツい」「週の真ん中に結構疲れがくる」「週末が近づくとバテてくる」など、本当にいろいろですいちばん気の重い、疲れる曜日は何曜日ですか?

たとえばわたしの場合は、朝から夕方まで40人近い患者さんを診察したあと宿直業務に入る火曜日です。週のなかでいちばん疲れる日は、早めに帰れるように準備を進めます。

周囲にも、この曜日は早めに帰ることをそれとなく伝えておき、職場での暗黙の決まりのようになってくればしめたものです。

生理前のイライラ。眠気には医学も歯が立たない?

月の単位が重要なのは、なんといっても女性です。生理のリズム、特に生理前のトラブルは、診察でも頻繁に出合います。

この生理前の不調を、「月経前症候群」ともいいます。黄体ホルモンというホルモンの分泌量が増えることで、イライラ、不安、ダルさ、眠気が強くなります。

治療法としてホルモン置換療法や漢方薬がありますが、生理は現代医学、東洋医学でも完璧なコントロールは未だについていません。積極的な治療をおこなうよりは生理のリズムに合わせてやることをマネジメントしたほうが現実的です。

生理前には、予定をセーブするようにしたいものです。家族や友人の理解も得られれば、なおいいでしょう。

苦手な季節を乗り切る

ビジネスパーソン、学生では、 一年の時期によっても、心身の余裕に差が見られます。大学生の「五月病」がいちばん有名です。

わたしの担当しているある患者さんの場合は、会社が6月決算なので、株主総会の前の5月6月が非常にキツいとおっしゃいます。

人事担当の仕事をされている患者さんは、来春に向けた秋冬が神経を使うといいます。 一般的には、人事異動という環境の変化の大きい3、4、5月が、いちばん疲れがくるように思えますが、ひとそれぞれです。

夏休みなど長期の体みには、予定を入れて日程を確保しリフレッシュするよう努めましょう。余裕のある時期にレジャーの話を決めてしまうのが、コツです。でないとついつい先延ばしになり、なんの予定も立てないまま休みに突入、ということになってしまいます。

週のリズムはコントロールできても、1年となると意識することはあまりないと思います。

得意な季節は楽しんで、ちょっと苦手な時期はゆったりすることを心掛ける。自分の日、週、月のリズムを、再確認してみましょう。

心をスッキリさせる方法

日単位 毎日決まった時刻に起床して、決まった時刻に就寝する。
週単位 自分の体調が良い曜日を知る。疲れやすい曜日は無理せず休息を取る。
月単位 自分の生理のリズムを把握して無理なスケジュールは組まない。(女性限定)
年単位 長期休暇は、余裕のあるうちに。バカンスの予定は先取りして入れる。

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